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玉掛け技能者試験の難易度は?合格率や試験に通過するコツを紹介

2022年12月27日

玉掛け技能者の資格取得を検討しているものの、難易度が高いのではと考えためらっている方もいるのではないでしょうか?
結論からいうと、玉掛け技能者の難易度はそこまで高くないといえます。

本記事では、玉掛技能者試験の内容や難易度、合格するコツやついて詳しく解説します。
記事を最後まで読めば、自信を持って試験に挑戦できるようになるでしょう。

玉掛け技能者試験の難易度は?合格率や試験に通過するコツを紹介

玉掛け技能者の難易度は?合格率をもとに解説

玉掛け技能者とは、建設現場で玉掛作業を行う技能者を認定する国家資格です。
玉掛作業とはクレーン車のフックに重い荷物を掛け外す仕事であり、適切な方法で行わなければ危険なため資格が必要です。

国家資格ですが、講習と実技演習を受けて修了試験に合格すれば取得できます。
難易度はあまり高くなく、落ちる方がほとんど見られない点から合格率は95%以上ともいわれているほどです。
実際に工事現場で役立つほかの資格と比べても、合格率の高さがわかります。

資格 合格率(2021年度)
クレーン・デリック運転免許 57.4%
1級土木施工管理技士 36.6%
建設機械施工管理技士2級 75.2%

合格率が3割台の資格もある中で、玉掛け技能者は非常に取得しやすい資格です。
取得すれば建設や工事の現場で重宝されるため、挑戦して損はないでしょう。

玉掛け技能者になるには技能講習か特別教育の受講が必要

玉掛け技能者になるには、技能講習か特別教育のいずれかを受講する必要があります。
それぞれの違いは以下の通りです。

就ける業務
技能講習 吊上荷重1トン以上のクレーン車等への玉掛作業
 特別教育 吊上荷重1トン未満のクレーン車等への玉掛作業

工事現場で吊上荷重1トン未満のクレーンを使うケースはあまり多くありません。
特別教育よりも技能講習を受けたほうが仕事の幅が広がるといえます。

玉掛け特別教育の概要

内容 時間 費用(税込)
学科 ・クレーンに関する知識

・玉掛けに必要な力学に関する知識

・玉掛けの方法

・関係法令

合計5時間 2万円弱(実施団体によって異なる)
実技 ・クレーン等の玉掛け

・クレーン等の運転のための合図

合計4時間

玉掛け特別教育は、技能講習を実施している技術センターのような施設で受講可能です。
都道府県労働局に教習機関として登録していない施設でも特別教育を実施できるため、会社によっては社内で実施するケースもあります。

特別教育は学科と実技の講義のみで、修了試験はありません。
受講を終えれば、吊上荷重1トン未満のクレーン等に限り、玉掛作業を行えるようになります。

玉掛け技能講習の概要

内容 時間 費用(税込)
学科 ・クレーンに関する知識

・クレーン等の玉掛けの方法

・クレーン等の力学に関する知識

・関係法令

・クレーン等の運転のための合図

・学科修了試験

合計13時間 2~4万円程度(実施団体により異なる)
実技 ・クレーン等の玉掛けの作業

・実技修了試験

合計6時間

玉掛け技能講習は、都道府県労働局の登録教習機関で実施される講習です。
学科と実技があり、それぞれ修了試験を受けて合格すれば修了証が交付され、吊上荷重1トン以上のクレーン車等の玉掛作業ができるようになります。

クレーン関係の資格や補助経験がある場合は、受講科目が一部免除になります。

玉掛け技能者試験に合格するためのポイント3選

玉掛け技能講習は学科と実技の講義後にそれぞれ修了試験が実施され、合格する必要があります。
ここでは、試験に合格するためのポイントを3つ紹介します。

1. 重要ポイントを中心に覚える
2. 試験前にシミュレーションをする
3. チームワークを意識して落ち着いて受ける

合格率が高いとはいえ、落ちる方がまったくいないわけではないので油断は禁物です。
それぞれのポイントを見ていきましょう。

1.重要ポイントを中心に覚える

学科の修了試験は、すべて講義中に教わった内容から出題されます。
ほとんどの講師が講義中に試験に出る場所を教えてくれるため、テキストにアンダーラインを引くか、メモをとっておくと覚えやすいです。
集中して話を聞き、重要ポイントを聞き漏らさない点に注意しましょう。

修了試験の前にはテキストを読み返し、出るといわれたポイントをしっかり確認するように心がけてください。

2.試験前にシミュレーションをする

実技の試験は、以下のような玉掛作業に必要な一連の動作を実際に行い、講師が採点する形式です。

● 吊り荷の確認
● フックの誘導
● 巻き上げ

動作が終わるごとに適切な合図と指示を出す必要があります。

実技の授業で繰り返し練習するため、その通りにすれば問題ありません。
とはいえ、ただ丸暗記しただけではうっかり忘れる場合があるため、事前に流れをシミュレーションしておくと安心です。

3.チームワークを意識して落ち着いて受ける

実技試験では受講者同士が3人1組のグループになり、作業者と補助者にわかれて玉掛作業を行います。
ほかの受講生が見守る中で実技試験をするため、緊張する方もいるでしょう。

しかしできるだけ気持ちを落ち着かせて、同じグループのメンバーに声掛けをしながら協力し合って試験をこなすのが重要です。

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まとめ

玉掛け技能者は、工事現場や建設現場で重要な玉掛作業を行う技能者です。
玉掛作業をするためには、特別教育か技能講習を受講する必要があります。

玉掛け技能者の難易度はそれほど高くなく、現場での需要が高い資格のため、チャレンジはいかがでしょうか?
なお玉掛け技能者として働きたい方は、当社も視野に入れてもらえると幸いです。

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