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斫り工事に資格は必要?斫り工事の注意点や必要とされるものとは

2022年12月18日

「斫り工事の仕事をするには、資格が必要なのか?」
斫り工事に関心のある方の中には、このような疑問を持たれる方もいるでしょう。
この記事では、次のような疑問を解消します。

● 斫り工事には資格が必要なのか
● そもそも斫り工事とはどのような工事なのか
● 斫り工事をする際にどのような点に注意すべきなのか

斫り工事と解体工事の違いや、斫り工事をするうえでの注意点、斫り工事で求められるものについても解説します。

 
橋本組では、解体工事のなかでも大規模建造物の建設で必要とされる「斫り(はつり)工事」を数多く手掛けています。
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斫り工事に資格は必要?斫り工事の注意点や必要とされるものとは

斫り工事に資格は必要?

結論、斫り工事の仕事には、資格は必要ありません。
基本的に斫り工事では重機を使用せず、工具などを使用して手作業で進めるため、特別な資格がなくても仕事ができます。

では、そもそも斫り工事とはどのような工事なのか、解体工事とはどう違うのかについて解説していきます。

斫り工事とは

斫り工事とは、コンクリートの壁などの構造物を壊す・削る・穴を開ける、または、形を整えるために加工する工事です。
道路や橋などの公共物からビルやマンション、一般住宅まで幅広く行われます。
重機が入れない狭い部分や細かい部分を、工具を使用して手作業で行うのが一般的です。

斫り工事には、コンクリート斫り工事・こわし工事・斫り仕上げ工事などがあります。

コンクリート斫り工事・こわし工事・斫り仕上げ工事とは

コンクリート斫り工事 ドアやサッシをはめ込むために、コンクリートの壁を削ったり形を調整したりする工事
こわし工事 現場の状況に応じて、コンクリートを粉砕したり打ちこわしたりして不要なコンクリートを砕き撤去する工事
斫り仕上げ工事 特殊な工具を用いてコンクリートをたたいたり削ったりして、表面にデザインを施す工事

斫り工事は、解体だけでなく、表面を滑らかにしたりデザイン加工したりする目的でも行われます。

斫り工事と解体工事の違い

斫り工事と解体工事では、規模や使用する道具が異なります。

解体工事とは、重機を使用して建物全体や広い範囲を解体する大規模な工事を指します。
一方で、斫り工事は重機を使用せず、重機が入れない狭い部分や騒音を立てられない場所など小規模な範囲で、手作業で進める工事です。

解体工事では、重機を使用するため資格が必要となります。

 

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斫り工事をする際の4つの注意点

コンクリートを削ったり壊したりする斫り工事では、騒音や振動が発生しやすくなります。
それにともなって、注意すべき点があります。
注意点は、次の4点です。

1. 周囲への騒音に配慮する
2. 騒音から自分の耳を守る
3. コストがかかるケースがある
4. 協調性やチームワークが重要となる

一つずつ見ていきましょう。

1.周囲への騒音に配慮する

一般的に斫り工事では、コンクリートを解体していくため、騒音や振動が発生します。
現場周辺への騒音をできる限り抑えるには、斫り工事をする際、使用する道具や養生などを工夫する必要があります。

また、近隣住民とトラブルにならないよう十分な配慮が求められます。
事前に近隣住宅へあいさつ回りをしたり、工事エリアの自治会などを通して工事を避けるべき時間帯を確認したりしておき、トラブルを回避しましょう。

2.騒音から自分の耳を守る

斫り工事の作業で、耳を痛めないよう自分自身の耳への騒音対策も必要です。
作業をする方の中には、騒音が原因で耳に不調が出てしまうケースもあります。
耳への負担をできるだけ軽くするために耳栓を使用したり、不調が出た場合は早めに病院を受診したりするのが大切です。

自分自身の体調対策も怠らないよう注意しましょう。

3.コストがかかるケースがある

騒音対策として工具の使用に制限がかかるなど、当初予定していた工法から変更が必要になるケースもあります。
その場合、使用する工具をレンタルしたり重機を使用したりして、予定より費用がかかる場合があります。

状況によっては、人員の増加や工期の延長もあるため、予算を多めに見積もっておく必要があるでしょう。

4.協調性やチームワークが重要となる

それぞれの技術だけでなく、協調性や全体のチームワークも必要とされます。
斫り工事では、周囲への騒音をできるだけ最小限にするため、十分な人員を確保して効率よく最短時間で作業を進めるのが重要です。

作業員同士が安全かつスピーディーに作業を進めるためには、協調性や全体のチームワークが重要な役割を果たします。

資格不要の斫り工事で必要とされるもの

斫り工事をするのに資格は必要ありませんが、さまざまな技術や経験、配慮が必要とされます。
一度割れてしまうと修復が難しいコンクリートを扱うための技術を習得するには、多くの現場経験が必要不可欠です。

また、斫り工事では欠かせない騒音対策として、近隣へ配慮や協力を求める姿勢、さらにはクレーム対応スキルも求められます。

安全に滞りなく工事を進めるためには、豊富な技術や経験だけでなく、周囲へ配慮する姿勢も重要となります。

まとめ

斫り工事は、基本的に手作業でコンクリートを壊したり加工したりするため、特別な資格は必要ありません。
一方、重機を使用する解体工事では、資格が必要となります。

斫り工事は騒音がともなうため、効率的でスピーディーな作業が求められ、周辺住民への配慮は欠かせません。
安全で効率的に工事を行うには、多くの現場で経験を積み技術を磨き、周囲へ配慮する姿勢が求められます。

 
橋本組では、解体工事のなかでも大規模建造物の建設で必要とされる「斫り(はつり)工事」を数多く手掛けています。
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