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斫り工事とはどんなもの?職人が必要な理由や活躍の場を解説
2022年12月17日
斫り(はつり)工事とは耳慣れない名前ですが、コンクリートで作られた建造物を壊したり表面を名で削ったりする工事です。
コンクリートの建造物を壊すのは通常重機で行いますが、斫り工事は一般的に職人が手作業で行います。
この記事ではなぜ、「斫り工事」があるのか、職人の日当や需要、さらに必要とされる職場などを紹介します。
橋本組では、解体工事のなかでも大規模建造物の建設で必要とされる「斫り(はつり)工事」を数多く手掛けています。
ご興味のある方は、求人情報をご覧ください。
斫り工事とはどんな工事?
斫り(はつり)工事とは、建築工事の現場でコンクリートの建築物を壊したり削ったり、穴を開けたりする作業全般を指します。
コンクリートの建築物は建物だけでなく、道路や橋なども該当します。
コンクリート製の建築物を壊したり削ったりする工事は通常重機で行われますが「斫り工事」は、職人の手で行うのが特徴です。
コンクリート製の建物を壊す場合、重機を使うと「解体工事」職人が行うと「斫り工事」と呼ばれ、区別されます。
斫り工事は重機を使った解体工事のように大規模には行えませんが、さまざまな工事現場で需要があり、斫り工事専門の業者もあるほどです。
斫り工事は職人の腕が重要
斫り工事は職人が手作業で行います。
機械では対応しきれない細かい作業や表面を美しくならす技術などが求められるケースも多く、斫り工事の出来映えは職人の腕にかかっているといっていいでしょう。
また、斫り工事は単体で行う場合もあれば解体工事と並行して行われる場合もあります。
この場合、解体工事と斫り工事のチームワークが重要視されます。
工事現場の監督はもちろん、職人同士の呼吸を合わせるのも大切です。
そのため、腕のよい職人やそんな職人を抱えている業者は、ひっぱりだこになる場合もあるでしょう。
斫り工事が必要とされる現場4選
では、具体的にどのような工事現場で斫り工事が必要とされているのしょうか?
ここでは、斫り工事が必要とされる代表的な4つの現場を紹介します。
その① 重機が工事現場に入らない
工事現場の中には、接している道路が細くて重機が入らないところもあります。
また、地下や上階のリフォーム工事など、重機が入れない工事現場も珍しくありません。
そのような現場では、斫り工事が頼りです。
工事現場によっては、掘削機やハンマーなどを用いて人海戦術で斫り工事を行っていくケースもあります。
その② 騒音が気になる現場
住宅密集地での工事や、テナントやオフィスが入ったビルの内部工事など騒音を立てられない工事現場もあります。
重機を使った解体工事はどうしても音が大きくなるので、斫り工事が行われるケースもあります。
斫り工事も掘削機などを用いるので無音ではできません。
しかし、重機の音よりは静かです。
なお、現在の工事は騒音はどのような工事でも騒音が出ないように工夫されています。
その③ 仕上げの美しさが求められる工事
新築の住宅を建てるときや、大幅なリフォームをしたときなど仕上げに美観のために斫り工事を行うケースがあります。
コンクリートの外壁を美しく撫で削ったり、塀を個性的な仕上がりにしたりなど、いろいろなところで斫り工事が行われます。
このほか、リフォームで間口を広げる工事を行った場合、最後の仕上げに斫り工事が行われる場合もあるでしょう。
意外なところにも斫り工事が行われています。
その④ 配線を通したい
ビル内の壁に配線工事をする際、コンクリートの壁に穴を開ける必要が出てくるときもあります。
このようなときにも斫り工事は行われます。
手作業でコンクリート製品を壊したり削ったりするほか、穴を開ける工事も斫り工事の一種です。
最近は、インターネットのLAN回線を通すためにコンクリートの壁や天井に穴を開ける工事も増えました。
壁の中や天井裏に配線を行えば、見た目もスッキリとします。
斫り工事を行う職人になる方法
斫り工事は電気工事やガス工事のように、資格がなければ行えない工事ではありません。
斫り工事を行う職人になりたい場合は、斫り工事を行っている会社に就職し、見習いから修行を積んでいく方法が一般的です。
20代ならば「未経験でも歓迎」の職場はたくさんあります。
また、斫り工事の経験のある方が技術向上を求めて転職するケースもあります。
なお、振動工具を使う場合は振動障害防止教育など一定の安全教育が求められる事もありますが、会社で教育してくれるので大丈夫です。
斫り工事を行う際、クレーンなど工事で使う特殊作業車のオペレーターの資格を取得しておくと仕事の幅が広がります。
斫り工事を行う職人の魅力
前述したように、斫り工事の仕上がりは職人の腕にかかっています。
腕のよい職人は日当もよく、2万円近くになるでしょう。
斫り工事を行う職人は、建設会社に勤務している場合が多いですが、腕のいい職人の場合は独立もできます。
また、技能士の資格を取得しておくと転職の際に自分の技術を客観的に証明できるので、就職の際に有利です。
このように、斫り工事を行う職人は自分の努力や経験次第でレベルアップができ、それに応じた収入を得られるのが大きな魅力です。
斫り工事の職人になりたいなら橋本組へ
橋本組は平成14年の創業以来、数多くの建築現場で工事を手がけてきました。
当社にはたくさんの斫り工事を行う職人が所属しており、職人としてレベルアップしたい方には最適な環境です。
当社は、やる気のある方を独立を含め全力で応援しています。
斫り工事の職人になりたい方はもちろん、技術をもっと磨いてレベルアップしたい方もぜひい一度、当社にご相談ください。
まとめ
今回は斫り工事とは何か、斫り工事を行う職人になる魅力や活躍できる現場などを紹介しました。
斫り工事は建築工事の中ではあまり目立ちません。
しかし、工事現場にはなくてはならない職人技でもあります。
腕のよい職人になれば独立も可能です。
斫り工事職人を目指したい皆様を、橋本組は全力で応援しています。
未経験の方もまずはご相談ください。
橋本組では、解体工事のなかでも大規模建造物の建設で必要とされる「斫り(はつり)工事」を数多く手掛けています。
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